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2024/05/12
西村 太嘉
どうもこんにちは、強み診断士の西村です。強み、活かしてますか?今回は「生まれつきの才能がなくても一流になれますか?」というご相談です。
僕は、才能とは続ける力であり、一流には続ける力が必須だと思います。そういう意味では、才能がない人はいないのではないでしょうか。
少し前に流行った「1万時間の法則」というものがあります。一流になるためには、1万時間の下積みが必要だという話です。裏を返せば、1万時間何かを継続すれば誰でも一流になれる、ということ。この話には科学的な根拠はないものの、続けることが一流になるために重要であることは、ほとんどの場合間違いないと思います。
特に現代社会では、情報が溢れています。学問でも芸術でもスポーツでもビジネススキルでも、かなりの領域まで簡単に、訓練に必要な情報にアクセスできます。つまり、やり方は調べれば分かる。あとはそれを「熱意を持って」続けるだけです。
でも、一番の問題は「続けられない」ということです。それができれば悩まないし、苦労もしない。
だって、しんどくて辛いことを続けるのは厳しいです。意志の力だけでそれを乗り越えるのは大きな苦痛になります。その苦痛の先に失敗が待っているなら、たまらないですよね。仮に成功だったとしても、その苦痛が本当に報われるのかは分かりません。
どんな状況においても「続けられる・続けずにはいられない」ことを探すのが良いかもしれません。日常の中で自然にやっていること、考えていること、話していること。目に見える行動だけではなく、自分の内面で起こっていることも含めて。
自分は何を意図せず結果的に続けているのか。これから取り組むことで、どんな内容・方法なら無理せず続けられるのか。
何かをすること、何かをしないこと。いつでも続けられること。続けてしまうこと。
どちらも、自分の才能に繋がるヒントになります。
その上で、一流になれるのか?別に僕は一流ではありませんが、一流の人たちを見る限り「自分を活かしている」というのが、ほぼ全員に共通する特徴だと思います。
そもそも本当に一流になりたいなら、そのことに挑み続けるでしょう。わざわざ一流か二流かを区別するというのは、他者と比べて地位を争う行為です。
実際には、一流になりたくないのなら、その道を歩み続けるのは苦痛でしょう。一流でなければ幸せではないわけではありませんし、逆に一流になったからといって幸せになるとも限りません。
結局、どんな生き方が幸せかというのは、自分にとって自然で、自分らしい選択ができるかどうかにかかっているのだと思います。
質問者さんにとって、一流は目的ではなく手段だったのではないでしょうか?「一流になれば幸せになれる」「一流になれば良い気分でいられる」――実は、そんなことはないと思います。
もし「自分が一流になれるか」を悩む人に僕が伝えたいことは、あなたが「どんなふうに生きたいのか」を考え、「何なら続けていけるのか」を見つけることが大事なのかもしれない、ということです。
僕自身、世間の評価を気にして、誰かと比べてきました。でも、それを乗り越える意志も才能もなく、ずっとモヤモヤと生きてきました。それでも、幸せに生きる道はあるはずだと悩み続けるこれが、僕の「続けられること」なのかもしれません。
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