2024/3/10
強み診断 なんでも相談室(Q&A)強みは自覚できないものでしょうか?
どうもこんにちは、強み診断士の西村です。 強みを活かしていますか?
今回は「強みは自分でコントロールできるのか?」というご相談です。
ある特定のタイミングやきっかけで、ものすごい熱量や頭の回転が発揮されることがあります。
でも、それを自分でコントロールできない。
出したいときに出せない。どうすればいいのか?
何か特定のことに対してすごいエネルギーが湧いたり、急にスイッチが入ったように話し始める人っていますよね。
僕も完全にそのタイプです。
こういった特性の人が、どうやって自分と向き合っていくのか。
1. 出す場所を持つ
このような人は、スイッチが入ったときには驚くようなパワーを発揮しますが、逆にスイッチが入っていないときは、まったく元気がなかったり、ぼーっとしていたりします。
いわゆる「ON/OFFの差が激しい」タイプになりやすいかもしれません。持続力ではなく瞬発力。パワーが大きく、扱いが難しい人です。
継続的にバランスよくがんばれたらいいですが、それもなかなか難しい。
しかし、瞬間的にでも大きなパワーがあるなら、それを抑えるのはもったいない。
その力を使っていくほうがいいでしょう。
ただし、大きなパワーは使い方次第でトラブルになることもあります。
大勢の前で演説するなら、そのパワーがプラスに働くことが多いでしょうが、喫茶店で雑談するときは、パワーが大きすぎて邪魔になるかもしれません。
だからこそ、その爆発的なパワーを発揮できる「場所や方法」を用意しておくのがいいかもしれません。
いつそのパワーが出るかわからないので、出たときにすぐ使えるように準備しておくのです。
例えば、文章を書く、動画を撮る、絵を描く、人に話すなど、溢れ出すエネルギーをアウトプットできる環境を作っておくことが大事です。
最初からうまくできるかは別の問題ですが、繰り返していくうちに少しずつ上達していくでしょう。
今は発信する場所がたくさんあるので、その中であなたの「輝き」を見つけてくれる人もいると思います。
2. 自分の条件を知り、コントロールする
もう一つの方法は、自分がどんなときにパワー・熱量・エネルギーが湧き出るのか、その条件を知ることです。
実は不規則でランダムに見えても、一定の条件があることが多いと思います。
どんな内容を、どんな場所で、どんな人と。
どんな気分で、どんな体調で、どんな思考で。
これがわかれば、自分をコントロールし、望む状態を作り出す可能性が高まります。
少しずつ自分をチェックして、どんなときに自分がどう反応するのかを知る。
日記や振り返りシートを使って、定期的に自己分析をしてみましょう。
ただ、これには時間もかかるし、大変です。
ちなみに、僕はほとんどやれていません!(笑)
これができる人は、そもそも衝動や感情に突き動かされて生きていないのではないでしょうか(笑)
やれたらいいなとは思います。
仕事でも家庭でも、もっといろいろやれるし、成果も出るだろうし、上手くいくでしょう。
でも、やらないんですよね、結局。
多分、今まで50回は日記や自己内省の継続ワークを始めましたが、もちろん50回とも途中でやめています。
継続できれば本当に素晴らしいと思いますし、少しだけでもやる意味はあると感じています。
やれないなりに、たまに取り組むだけでも、生きるのが楽になっていくものです。
この「自己内省に取り組もう!」という衝動も、僕にとってはひとつの衝動です。
そう思ったときにだけでもやるのが、僕のようなタイプには合っているのかもしれません。
3. 自分を少しずつ知り、受け入れる
相談者の方は、自分にはパワーがあるのに、それをうまく表現できなくて悔しい、なんとかならないかという悩みを持っています。
「もし熱意に溢れている姿を誰かが見てくれたら…」という気持ちがあるようです。
先述の通り、自分を理解してコントロールする方法もあります。
ただ、僕はそんな扱いにくい自分、衝動で生きる自分も受け入れていくのもいいのではないかと思います。
他人と比べると、無限にできていないことや足りない部分が見えてきます。
毎日悔しくて、悲しくて、嫌になります。
でも、それも自分の一部だと思って受け入れていくと、少しずつ楽になっていきます。
そこで立ち止まってもいいし、そこから「じゃあ何ができるだろう?」と前進することもいいでしょう。
強みとは、あなたの衝動を誰かの幸せに繋げる形で表現することかもしれません。
それには多くのハードルもあるかもしれませんが、それができたら素晴らしいなと、僕は思っています。